ACミランコーチ【 ルカ・モネーゼ氏講演会 】

2018 10/26

ACミランのアカデミー部門のテクニカルディレクターであるルカ・モネーゼ氏をお招きし、2018年7月25日(水)に講演会「Mente sana in corpo sano (健全な精神は健全な体に宿る)」を行いました。

講演会の内容を是非、ご覧ください。

※動画の下に講演会の要約を付けています。

 

 

【 A C ミ ラ ン ・ ル カ 氏 講 演 会 の 要 約 】

★子は親を見て育つ
子どもは大人の生き方や影響の与え方をしっかり自分のものに受け止めて成長して欲しい。

★自立した人間に育てるためには
思考力、決断力、情熱、人間関係など、自立するために必要な要素を子どもの時に培っていく。
その上に子どもの人生が育まれていく。

★身体を育む上で大切なこと
各人の成長段階を理解し、過負荷をかけないこと。
トレーニングに際しては量より質が重要。
トレーニングは適時性が重要で、成長段階に応じた適切なトレーニングを行うべき。
子どもは子ども、小さな大人ではない。
大人のサッカーに対する価値観やトレーニングを子どもたちに行わせることは適切ではない。
まずはスポーツの本質であるプレーすることの楽しさ・喜びを味わってもらうことが大切。

★心を育む上で大切なこと
本人が到達すべき目標を見つけ、それに向って然るべき時間帯に勉強すること。
周囲の大人はそれを後押ししてあげること。

★お父さん、お母さんは良き応援者である
お子さんがやる気を持ち続けられるようポジティブな声掛けをし、良い時もあれば思うようにいかない時もあるがお父さんお母さんが背中を押してあげて欲しい。

★ロボット人間になるな
自分はどうなりたいのか、自分はどうしたいのか自分の考えをもって欲しい。
そして、取り組み始めたら、情熱を持ち続けよう!
自分で考えることをやめたとき、自動化(オートメーション)のリスクが強くなる傾向がある。オートメーションとは、考えることをやめ、ロボットのように物事を実行するようになり、感情や情熱が失われてしまう状態のこと。
サッカーをする上でも、その他のことについても、ただやらされるのではなく「なぜ、どうして?」と問うことが重要。

★最も大事なこと★

「自分で考えて、一人で決断できる人間に育つこと」