RETIROアドベンチャーツアー2023 in ITALY

2023 12/25

レティーロサッカースクールでは2023年11月下旬(宮城校:11/20~12/1、大分校:11/21~11/30)にイタリア・ミラノへの遠征を行いました。サッカーの本場イタリアで新たなサッカー観に出会ったり、イタリアの街並みを歩き、異文化を肌で感じたり、日本からの仲間たちやイタリア人の選手・コーチたちとコミュニケーションを取ったりと刺激的な日々の様子をご覧ください。

イタリア遠征はACミランアカデミー愛知、ACミランアカデミー千葉、レティーロサッカースクール大分、レティーロサッカースクール宮城の4団体にて実施しました。子ども22名、大人2名、コーチ4名の28名でイタリア・ミラノへ降り立ちました。

今回のイタリア遠征では、イタリアの名門サッカークラブであるACミランの施設訪問や試合観戦、トレーニングプログラムに参加しました。ACミランはイタリアを代表する名門サッカークラブであり、世界で最も有名なサッカークラブのひとつです。このようなビッククラブで”本場のカルチョ”に出会えることは最高の体験になることでしょう。
なお、レティーロサッカースクールはACミランサッカースクール大分で培った指導法やトレーニングメニュー、そして育成メソッドを基に毎週のトレーニングを行っています。

ACミランの心臓部である本社オフィス、CASA MILANを訪問しました。サッカー選手や監督、コーチなどのスタッフ以外にもたくさんの人々がプロサッカーに関わり、ACミランをはじめとするプロサッカークラブの運営を仕事にしていることをオフィスで感じることができました。

CASA MILANでは歓迎セレモニーをしていただきました。ACミランの”レジェンドのひとり”ダニエレ・マッサーロ氏から選手一人ひとりにサイン入りの記念証書が授与され、歓迎のメッセージもいただきました。

CASA MILANにはACミランミュージアムも併設されており、ACミランの数々の歴史にも触れることができました。1899年の創設からいくつも獲得してきたトロフィーが並ぶ部屋は圧巻でした。子ども達はレジェンド選手のユニフォームをみて記念写真を撮っていました。

イタリアではスポーツを本格的にするには子どもであっても医師の許可が必要になります。そのため、日本から来た子どもたちもメディカルチェックを受けました。この医療施設はACミランのトップ選手たちもメディカルチェックに訪れる施設で、壁には超有名選手たちの写真とサインが所狭しと飾られていました。超一流選手たちと同じ施設でメディカルチェックを受ける。こうした経験も子どもたちにとって特別なものになります。診察前は子どもたちは緊張した面持ちで「もしサッカーしたらダメって言われたらどうしよう…」と不安がっていましたが、無事に全員が医師からの許可をいただけてホッとしました。

サッカートレーニングはACミランの施設で実施しました。Centro Sportivo VISMARA 、Centro Sportivo MILANELLO というACミランの選手用のトレーニング施設で一般者は入ることができない特別な場所です。
ACミランでご用意いただいた”ROSSO NERO”のユニフォームを着て、ACミランのトップ選手やユース選手たちがトレーニングをするグラウンドでサッカーをプレーする。なんて贅沢な経験だろう。ここの空気、風、ピッチ、ボールに触れているだけでサッカーが上達する気さえしてしまいます。

ACミランの本拠地である”San Siro Stadium”でサッカー観戦をしました。2023年11月25日セリアA第13節フィオレンティーナ戦、2023年11月28日UEFAチャンピオンズリーググループステージ第5節ボルシア・ドルトムント戦。
フィオレンティーナ戦の日には、試合前のグラウンドに入らせていただいたり、ウォーミングアップを目の前で見学したり、選手入場口でトップ選手たちとハイタッチをしたりと、特別な体験をさせていただきました。世界中から観戦に訪れた7万5千人が一同に熱狂し、喜びや悔しさを共に味わう”本場のカルチョ”の一員となり、子どもたちはもちろんコーチたちも目を輝かせ、大興奮の夜を過ごしました。

遠征ではサッカーだけでなく、イタリアの文化にも触れました。ミラノの街を散策してDuomoを見たりお城を見たりして歴史を感じ、ピッツァやパスタ、パニーニなどのイタリアを代表する食べ物を楽しみました。大都会ミラノでは地下鉄も混雑します。日本では地方都市に住んでいる子が多く、人生初の満員電車をミラノで経験する子がほとんどでした。お土産などのショッピングでは、ユーロ表示価格を日本円で計算したり、財布のなかのユーロ札を数えたりして、仲間たちとワイワイと楽しそうに買い物をする姿が可愛らしかったです。食事では好き嫌いの多い子が何人もいましたが、アレルギー以外の好き嫌いについては「食べれるものを自分で選別して、食べれるだけ食べる」というルールでした。本場の美味しいイタリア食の日々のなかで、身体がしっかりした子もいれば、すこし痩せてしまった子もいました。好き嫌いがなく何でも美味しく食べられる能力、または食べられるものを選別してしっかり食べる能力は、海外で生活するうえでも、スポーツをするうえでも、”強さ”を引き出す大切な能力だと改めて実感しました。子どもたちにはぜひこの経験を今後に繋げてもらいたいです。

遠征中にサッカートレーニングを4日間実施しました。各日とも約2時間のトレーニングで、ACミランアカデミー所属のイタリア人コーチたちが指導にあたり、基本技術の練習、対人練習、グループ練習、試合形式などが行われました。イタリアではどの年代でも1日に90分~120分程度の練習時間となっており、日本のように朝から夕方まで一日中サッカーをするということはしません。また練習日もジュニア年代では週1回~3回となっています。これは脳科学や発達心理学、怪我のリスクなどの様々な分野の研究から、高い集中力を保ちながら強度の高い練習をするのに最適な量を定められているためです。レティーロサッカースクールのトレーニングが週1回~3回、約60分としているのもそのためです。

ACミランのトレーニングで特徴的なのが、全てのトレーニングのなかに”考えてプレーする”要素がたくさんあること。動きのなかにルールを設けたり、判断する場面を設けたりすることで、選手たちは常に頭をフル回転しながらプレーをすることが求められます。また試合のなかで起こりうる場面を常に意識してトレーニングをするため、試合である動きのなかで基本技術を練習する工夫もされていました。コーチの声掛けのポイントやタイミング、子ども自らに気付かせるスタンス、プレーの質を意識をさせるアドバイスなど、コーチの立場でもたいへん学びの多いトレーニングとなりました。
ACミラン提携のサッカークラブ”CIMIANO”との練習試合と交流も行いました。”本場のカルチョ”の国イタリアで、練習試合とはいえ真剣に本気で試合に挑み、サッカーを楽しんだ経験は一生の思い出とかけがえのない経験となったことでしょう。

イタリア遠征のなかでは楽しいことばかりではなく、大変だったことや苦しかったこともあったと思います。その一つひとつを仲間と乗り越え、自分たちの力を十分に発揮しながら充実した日々を過ごした子供たち。この遠征で得た経験を糧に、彼らの成長の芽はそれぞれの環境でさらに育ち、いつの日か大輪の華を咲かすことでしょう。

最後にイタリア遠征をサポートいただいた皆さま、そして大事なお子様を預けてくださった保護者の皆さまに感謝申し上げます。どうもありがとうございました。